.FatalReal

基本,健忘録兼日記。 たまに思っている事とか。

競争してるんだから,弱いカードは引きたくないよね…

[ 「ブラック企業」だけを声高に糾弾しても、多くの労働者は救われない ]
概ね言いたいことはわかるし,共感できる部分もある。
でも,その解決策が「嫌なら辞められる」と言うのはどうかな。

今でも,「嫌だから辞めていく人」はたくさんいる。毎年いる。大量にいる。
では再雇用を増やして…と言う話になるんだろうけど,毎年新卒が大量に発生するのに,わざわざ中途を採る意味が無い。
ましてその人達は,かつて「嫌だから辞めた人」となると,たとえ採用しても,再び「嫌だから辞める」だろうという予想が働く。

個人的に感じる問題点は…

 本書には「有益な若者」という表現が何度か出てくるが、いくら有名大学卒でも、人文系出のお嬢様を多くの企業は「有益な人材」と見なしていない。
 ここに学生と企業の大きな認識ギャップがあり、職場とのミスマッチが起きる一因にもなっている。


にもある通り,学生(被雇用者)側が考える「優秀な人材」と企業が求める「優秀な人材」が違うと言う点。
特に,学生側の自己採点が高すぎる所に問題があると感じる。
いわゆる「ゆとり」と一言で片付けてしまうのも問題だが,ここ数年の若者は得てして自分を優秀だと勘違いしすぎている様に感じる。

これは,戦争で負けた人々が「本当は我々のほうが優秀なのだ。この苦役は神が与えた試練だ」と自分に言い聞かせて心を落ち着かせるように,現実世界での惨めさに耐えるための妄想に見える。
もしくは教育方法に問題があるのか?
もう少し謙虚な気持ちというか,現実世界での自分の位置を確認した方が良いと思う。

このギャップが大きすぎると,「嫌だから辞める」になるのだろうが,辞めた先でも自己評価と第三者の評価の溝が埋まるわけではない。
(自己評価が高いから,他社による自分の評価が低いのは自分の能力が劣っているせいではなくて,評価している人間が無能…と言う判断になる)

「こんなヤツ,現実にはいねぇよ」
と思っていましたが,最近結構見ます。
それが数人と言うレベルじゃなくて,新人の9割だったりするのだから,どういう環境で育ったらこんなカワイソウな性格のだろうと,不思議でならない。
(勤め先が,好んでそう言った人間を採用しているならともかく…)

この乖離を少しでも近づけるには,まず,学生側(教師)に自分の能力が,世界のどのレベルか知っておく必要がある。
「身の程知らずの勘違い君」を減らすことから始めるしか無い,と思う。


またコメントにあった書き込みで…

 1006 名前:はてなようせい 投稿日:2013年03月18日 08:29
 普通の人が普通に暮らせない社会って
 書き換えると「平均的収入・労働時間・能力の人々が、生活苦にある社会」になるとすると
 これほど社会停滞・後退の原因はないと思うけどな。経済的な意味でも、技術的な発展って意味でも


何が普通かは議論があるけど,とりあえず平均収入がある人々,と考えるとすると,ギリギリ自分なわけです。
で,「平均収入・平均労働時間・能力の人々が生活苦にある社会」ですかね,今?
個人的に見る限り,それ程生活苦ではないと思う。
確かに,親の時代のように贅沢は出来ないけど,かと言って明日の朝食を心配する程困窮しているわけでもないし,とりあえず給料も期日通り支払われているし,貯蓄もゼロじゃないし…

生活苦が,どこまでのレベルかは議論があると思うけど,「贅沢しなければ餓死することはない」状態が「生活苦のない状態」だと思う。
衣・食・住・医以外は,基本的に贅沢品だから,それらを嗜んでいるようでは生活苦には程遠い。
生活苦しいとか言いながら,お酒飲んだり,煙草吸ったり,車持ったり,携帯持ったりしているようじゃ,贅沢しすぎだと思う。

そんな生活を満喫したいなら,「平均」じゃダメだと思う。
少なくとも,何かしら人より優れていて,人より欠点が少なく,人より稼いでいないと贅沢はできません。
そして,その評価をするのは自分ではなく,第三者なのです。
そこをよく考えた方が良いと思う。

もし少しでも「自分は平均的(なはず)だから,そんな自分が贅沢できない社会は,その構造が間違っている」と言う想いがあるのなら,今すぐ改めたほうが良い。
そんな考えこそが,自己評価が高いというか,尊大と言うか,現実世界が見えていない様に思えます。
現状がどんなに悲惨で凄惨でも,社会が下した貴方への評価なのです。


ブラック企業云々と言われて久しいけど,競争しているんだから,企業だって無能な人材は雇っている余裕が無いと言う点には,共感出来ました。

今後,競争相手は国内だけではなく,世界規模…特に日本よりも物価の安い国,出身の人が多くなると,ますます激化すると思う。
企業にとって見れば,安くて優秀な人材を雇えるんだから,自己評価ばかり高くて,平均程度な人間は雇う意味がなくなってしまう。
それが社会にとって,引いては自分にとって,良いのか悪いのかはわからないけれど,その方向に向かっていることだけは確かです。

競争がない世界は共産主義ですから,最も忌諱すべき社会システムなのは議論の余地がないと思います。
そうなると行き着く先は競争苛烈な,厳しい社会です。

そんあ世界になって欲しくない,もっとこうしたほうが良い,と思うのなら,政治家でもやれば良いのであって,一般市民としては,「改変されて行く世の中をどう乗り切っていくか」を考えたほうが実践的だと思っています。

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